L'Incanto Ensemble
大阪に再び登場 : 室内楽がイタリアと日本をつなぐ
11月29日島之内教会にてクラリネット奏者・指揮者フルヴィオ・カプラが率いる音楽プロジェクトの第3回公演を開催。


ローマと東京をつなぐ文化の架け橋
L’Incantoには、イタリア、日本、そしてヨーロッパで経験を積んだ若い才能が集まっています。11月29日の公演には、もう一つ重要な意味があります。2026年は、1866年に締結された日伊修好通商条約を起点とする、日本とイタリアの外交関係樹立160周年にあたります。
これまでの公演でもL’Incantoと協力してきた大阪のイタリア文化会館は、今回も貴重な支援を提供します。音楽は、言語の壁や地理的な距離を越え、人と人をつなぐ共有の手段であることを、今回の公演を通して改めて示します。
フルヴィオ・カプラ
このプロジェクトは、フルヴィオ・カプラ(1992年、イタリア・ブレシア生まれ)の音楽的な理念から生まれました。17歳という若さでブレシア音楽院を首席で卒業し、さらにジュネーヴ高等音楽院、ロンドンのRoyal Academy of Musicで研鑽を積みました。ヨーロッパでは、Royal Scottish National Orchestra、Bournemouth Symphony Orchestra、Orchestra Luigi Cherubiniなどで演奏経験を重ね、2019年より日本を拠点に活動しています。日本では、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のクラリネット奏者を務めたほか、日本各地の主要オーケストラで客演。
ソリスト、室内楽奏者としての活動に加え、指揮者としても活動し、現在はくらしき作陽大学にて講師を務めるなど、幅広い音楽活動を展開しています。
インフォメーション
公演名: L’Incanto Ensemble Concert Vol. 3
日時: 2026年11月29日(日)15:00
会場: 島之内教会(大阪) (マップを表示)
プログラム: ベートーヴェン、ハチャトゥリアン、カステルヌオーヴォ=テデスコ、ラーブル
助成: アーツサポート関西「トヨタモビリティ新大阪ASK支援寄金」
後援: イタリア文化会館-大阪
協賛: 株式会社ヤマハミュージックジャパン

室内楽の名曲をめぐる音楽の旅
2026年11月29日(日)15時より、大阪の趣ある島之内教会にて、L’Incanto Ensemble Concert Vol. 3が開催されます。今回の公演では、ヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノという非常に柔軟性に富んだ編成を軸に、さまざまな組み合わせによって、室内楽ならではの豊かな音色とアンサンブルの魅力を探ります。プログラムでは、異なる音楽的言語と感性を持つ作品を取り上げ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、アラム・ハチャトゥリアン、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ、ヨーゼフ・ラーブルの名作をお届けします。
L’Incanto」―魅了と共有される感動
クラリネット奏者・指揮者のフルヴィオ・カプラによって2023年に設立されたL’Incantoは、日本において、クラシック音楽の主要なレパートリーと、あまり知られていない名作や現代作曲家の作品を結びつけ、新たな音楽的探究の場を創り出すことを目的としたプロジェクトです。なかでも、イタリア音楽の伝統を大切にしています。「Incanto」という名前には、グループの理念が込められています。イタリア語の「incanto」は、芸術に深く心を奪われたときに生まれる魅惑や驚き、感動を意味すると同時に、「canto(歌)」を想起させる言葉でもあります。そこには、音楽そのもの、そして音が表現へと変わっていく力への思いが込められています。単なる技術的な完成度を超えて、演奏者と聴衆との間に直接的なつながりを生み出すこと。それぞれが互いに耳を傾けることで、音楽家と聴衆の双方を包み込むような感動を共有すること。それがL’Incantoの目指す音楽です。


